ついに、緑の党、本格稼働

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日本でも緑の党が本格稼働しそうだ。http://site.greens.gr.jp/article/53431485.html #otosha #enemaru #genpatsu

もともとあった政治グループ「みどりの未来」は、地方議会議員で緑の党的な政策思想を持つ人たちの緩やかな結合体だった。ここに、中沢新一氏の呼びかけが起こり、両者の動きは合意につながって、今回の「緑の党」結成になっている。

今の日本に本格的な緑の党が必要であることは間違いない。今回のニュースは遅すぎるぐらいではあるが、ぎりぎり間に合ったという時期であり、おおいに歓迎したい、と同時に、協力できるところは協力していきたいと思っている。

今いちばん重要なことは、エナジーシフトと政治シフトを同時に起こすことであり、政治シフトとは「数の民主主義」から「合意形成型の民主主義」への移行だ。より厳密にいうなら、「移行」ではなく、合意形成型の民主主義を機能させ、数の民主主義との役割分担を明確にすることだ。

ただ、このための大きな障害になっているのが、「日本人は、合意形成型の意思決定をほとんど知らない」ことからくる「合意形成プロセスへの決定的な不信感」である。矛盾が多い世界の中で、合意をつくっていくことはできない、だから結局は数合わせしかない、という思い込みが日本を支配している。この市民感覚に乗っかるように、数の民主主義を信奉する人たちが、現在の政治を行っている。

この状況を変えることこそ、ポリティカルシフトであり、緑の党の本当の役割は、みどりの政策以上に、ポリティカルシフトでなければならないだろう。

僕がやるべきことは合意形成に必要な技術(ロジカルファシリテーション)の確立と、それを理解する人々を増やすことだ。これは、【エネこみ】と同時に、<おとなの社会科>の役割になると思っている。

もたもたしてはいられない。前に進まないと。